6月の満月「ストロベリームーン」について、色が赤い理由を解説していきます。また、ブラッドムーンとの違いや、ストロベリームーンの別名についても紹介しています。
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目次
ストロベリームーンが赤い理由 赤くない場合もある?
ストロベリームーンが赤みがかって見える理由は、夕日が赤く見えるのと同じ原理です。
6月の満月は夏至に近く、月の位置が低くなるので、月の光のうち波長の長い赤い光が吸収されずに残ります。
波長の長い赤い光は邪魔されずに、遠くまで届くことができるので、赤く見えるというわけですね。
12月の満月と比べると、12月は地平線から80度に対して、6月は30度です。月の高度は1年でかなり変わっているんです。
ストロベリームーン自体に特別な定義があるわけではなく、より赤く見えるとも限らないです。実際には赤の次に波長の長いオレンジや黄色で黄味がかってみえることもあります。
ストロベリームーンとブラッドムーンの違い
赤い月といえば、ブラッドムーンもありますね。
ブラッドムーンとは、皆既月食のことを意味し、6月の満月であるストロベリームーンとは別物になります。
ブラッドムーンは(皆既月食)太陽と地球と月が一直線に並ぶことで、地球の影が月にかかることで、月が赤胴色に見える現象です。
2018年7月27日から28日にかけて、日本でも観測されました。
今年2020年は皆既月食が見られる予定はなく、次日本で皆既月食が見られるのは、国立天文台(NAOJ)によると、2021年の5月26日とされています。
ストロベリームーンとは 別名はローズムーン
毎月見られる満月には名前があり、6月の満月のことをstrawberry moon「ストロベリームーン」と呼びます。
それぞれの月の満月の呼び方は以下の通りです。
1月:ウルフムーンwolfmoon(狼月)
2月:スノームーンsnowmoon(雪月)
3月:ワームムーンwormmoon(芋虫月)
4月:ピンクムーンpinkmoon(桃色月)
5月:フラワームーンflowermoon(花月)
6月:ストロベリームーンstrawberrymoon(苺月)
7月:バックムーンbuckmoon(男鹿月)
8月:スタージャンムーンsturgeonmonn(チョウザメ月)
9月:ハーベストムーンharvestmoon(収穫月)
10月:ハンターズムーンhunter’smoon(狩猟月)
11月:ビーバームーンbeavermoon(ビーバー月)
12月:コールドムーンcoldmoon(寒月)
ヨーロッパではローズムーンと呼ばれることも
ネイティブアメリカンによって毎月の満月に季節に応じた名前がつけられました。その季節の収穫物や獲物をもとにつけられた名前もありますね。
いちごの旬は日本では春のイメージがありますが、本来は夏が旬です。また、6月の満月は夏至に近いので赤みがかって見えることがあるため、いちごの赤い色ともかけられて、名付けられたとされています。
ヨーロッパでは、バラの季節なのでローズムーンとも呼ばれています。
2020年のストロベリームーンはいつ?
今年2020年のストロベリームーンは6月5日(金)の20時〜朝方5時ごろまで見ることができます。6月6日土曜日の明け方に満月を迎えます。