環境省が瀬戸内海の栄養塩の濃度が下がっているとして、栄養塩の濃度を増やすための新制度を導入を検討中とのことです。
栄養塩とは何か?栄養塩の濃度が低くなるとどうなるのか?について調べて見ました。
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栄養塩とは何?
栄養塩とは、植物プランクトン、海藻の栄養になるケイ酸塩、リン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩などの海水に溶けた塩のことを言います。
栄養塩(えいようえん)とは、生物が普通の生活をするために必要な塩類のこと。一般に無機態を指す。 無機態と有機態を含め栄養塩類ともいう。
引用:ウィキペディア
栄養塩の濃度が下がるとどうなるの?
青いよなぁ
栄養塩が枯渇している海は綺麗。 pic.twitter.com/3os4nv1xTK— さにてぃ (@Sanity_Hobby) October 11, 2020
今回の環境省の法改正へニュースでは、瀬戸内海の栄養塩の濃度が下がることで、養殖ノリの色落ち、漁獲量の減少が起きているとしています。
栄養塩は海水の表層では、植物プランクトンやのりに消費されるため、濃度が低く、下の層に栄養塩が沈降します。
平成以降多くの魚種が減少していて、植物プランクトンが多いときは、のりが不良で、少ないときはノリが良好になります。
環境省の瀬戸内海の栄養塩の濃度を上げる方法は適正?
瀬戸内法で、瀬戸内海の水質をよくするため、下水処理や工場の排水に規制をかけており、赤潮の発生が激減。
しかし、その一方で、栄養塩の濃度が低下してしまい、養殖ノリの色落ち、イカナゴ漁に影響が出てしまっている状況です。
ハマチやタイの養殖水域では、赤潮防止のために栄養園の除去が必要だが、養殖ノリのために栄養塩の濃度を上げる必要もあるので、
栄養塩を増やせる水域を設定できる新制度を導入の検討をしているということです。
環境省の方針としては、ノリの養殖が行われる時期に下水処理の運用方法の調整、ダムやため池からの放流で栄養塩の供給を測るとのこと。
ツイッターでは、栄養塩の供給には、工場排水規制の緩和よりも植林などが良いのではないか?との意見が多く見られました。
落葉して細菌が分解してというサイクルがあるほうがやはり栄養塩は出てくると思いますよ。
まあ私はそういう観点より人が栄養塩の供給をコントロールできることが大事と思いますが。
栄養が多すぎれば赤潮、少なければ海が枯れる、そんな細かいバランス森作ってどうこうなんて無理ですし。— しろう🐰🀄️ (@sirou246) October 25, 2020
河川への栄養塩の供給という意味では針葉樹林も紅葉樹林も変わらんのでは?変わるのかな?
豊かさという意味では鹿や猪もめっちゃ増えてますよね。— 渡―固いもの食べれる人― (@b01638409) October 25, 2020
栄養塩を増やしたい漁業がある一方、これまでとおり栄養塩を減らしたい漁業があるから、調整が難しそう。
瀬戸内海「きれい過ぎ」是正 水域設け対策、漁業影響防ぐ 法改正へ・環境省(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/nr6V33e3ZA
— KazuKazu (@frogdiy) October 25, 2020
塩分は山や川からのもので補いたいですね。
足りない場合は「下水」ではなく「栄養塩」を補充して環境を作るのが本筋でしょう。
そのコストを価格に乗せる事が出来るかどうかが課題ですが。— Tonkichi A 【夜の舞踏者】 (@Ton_kichi) October 25, 2020
栄養塩の濃度が高くなると生物が集まりすぎて水中の酸素が薄くなりすぎて一帯の生物が絶滅したりする現象がある中
味が悪くなると理由で操作しようとするのはある意味危ない橋になりかねん— kamyi (@kamyi3) October 25, 2020
それは「綺麗になった」ではなく「山が荒れた」のです。人工的に栄養塩を海に撒くのは本末転倒。海を育てる豊かな山の復活を政策にすべき。
瀬戸内海の一部で藻類に必要な栄養素の濃度が下がる 環境省が状況是正へ #ldnews https://t.co/HBbSTbuWX0
— sakurakikakufutoukou (@sakurakikaku) October 25, 2020