今年2020年はうるう年ですね。東京オリンピックが開催される年です。オリンピックイヤーはすべてうるう年であり、うるう年は4年に1度って思っていませんか?実は厳密に言うとうるう年は4年に1度ではないのです。今回はうるう年の条件について解説していきます。
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うるう年とはいったい何?
まず、うるう年について簡単に説明します。
現在多くの国でグレゴリオ暦が使われていて、1年の長さは365日5時間49分12秒とされています。普段平年では1年は365日ですが、このまま進むと、誤差が生まれ、季節にずれがでてしまいます。その誤差を調整するために1年を366日に1日増やす年をうるう年とよびます。
4年に1度とは限らないうるう年の3つの条件
うるう年は4年に1度ですが、例外があります。例えば2100年は4の倍数ですが、うるう年ではありません。うるう年の条件を解説していきます。
うるう年になる条件は以下の通り。
- 4の倍数の年はうるう年
- ただし100の倍数はうるう年ではない
- 400の倍数はうるう年
例えば、2000年と2400年は400の倍数なのでうるう年ですが、2100年、2200年、2300年は100の倍数なので、うるう年ではなく平年ということになります。2096年の次のうるう年は、4年後の2100年ではなく8年後の2104年ということになります。2月29日生まれの人からすると、ただでさえ誕生日が4年に1度なのに、2096年の誕生日を迎えると、次の誕生日がくるのは8年後と思うことになりますね。(実際には4年に1度しか年をとらないわけではないですが。)
400年の中でうるう年は何回ある?
4年に1度だから400年のうちうるう年が100回あるかといわれるとそうではありません。さきほどのうるう年の条件からいくと、100の倍数の年はうるう年ではないので、
100÷4−1=24で、100年間にうるう年は24回、
24×4+1=97で、400年間のうちうるう年は97回あります。