新型コロナウイルスの検査方法PCR検査をしているのはお医者さんでも看護師でもなく臨床検査技師が行っています。新型コロナウイルスの検査を増やせるようにしないといけないと言われていますが、臨床検査技師の仕事は本当に大変で、感染のリスクやコンタミなどに気をつけて精神をすり減らしながら、手作業でPCR検査を行っています。そんな臨床検査技師の仕事内容や年収、役割などを紹介していきたいと思います。
目次
臨床検査技師とは 仕事内容
臨床検査技師は、医師の指示にしたがって、患者の血液・尿・便・脳派などを検査する医療技術者のことを言います。
新型コロナウイルスのPCR検査を行っているのも臨床検査技師です。
検体検査
患者の血液や尿などから細菌やウイルスを調べ、病気の原因を探り出したり、組織片などを取り出して細胞の標本作りを行う
生体検査
脳波検査や心電図検査、心音図検査など、患者の身体の表面や内部の器官からデータを採る
採血を行うことも
検査技師の仕事は、検体検査と生体検査の他に、採血が必要な人の採血を行ったり、輸血の準備、報告書の作成、検査機器のクリーニングなども行っています。
臨床検査技師になるには 資格
臨床検査技師になるには、「臨床検査技師」の国家資格が必要です。国家試験を受けるためには、大学の医療系学部、短大の医療検査学科、専門学校、指定の養成所を卒業するなどの受験資格が必要です。
臨床検査技師の合格率
昨年2019年の臨床検査技師国家試験の合格率は、75.2%でした。
受験者数は4817人で合格者は3620人でした。
臨床検査技師の年収
臨床検査技師の年収は、
平均給与 31万8400円/月
年収 約468万円
です。臨床検査技師は、基本給+時間外(残業)手当+各種手当となっています。大型病院や、緊急の患者の受け入れを行っている病院では、当直やオンコール勤務が発生することもあります。
臨床検査技師の人口 日本に臨床検査技師はどのくらいいる?
2008(平成20)年12月31日時点 臨床検査技師. 59,759.4人
厚生労働省の統計データによると日本にはこのくらいの臨床検査技師がいるようです。
コロナ報道とPCRと検査技師の動画が話題に!
検査技師についてはあまり報道されていませんが、検査技師の方が作った動画が話題となっています。とてもわかりやすく検査技師の大変さが伝わる動画になっています。
PCR法とはどのような検査か簡単にわかりやすく説明
PCR法とは、遺伝子検査の一つで、遺伝子を見るために、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす方法です。増えたDNAを染め出す特殊な装置に入れる事で、増えた遺伝子を目で確認する事ができます。検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認することができ“陽性”と判定されます。
つまり、簡単に言うと、ウイルスの遺伝子を増幅させることで、ウイルスがあるかどうか確認するという方法いなります。
現在PCR法は新型コロナウイルスを検出するため、加熱と冷却を繰り返す作業が必要なので、1検体の解析に4〜6時間かかるとされています。
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