新型コロナウイルスの原因は一体何でしょうか。中国人女性がコウモリを食べてる動画がシェアされ、中国人のゲテモノ食いが原因ではないかと言われていますが、新型コロナウイルスの原因は実際のところどうなのか、調べてまとめてみました。
目次
新型コロナウイルスの原因は中国人がコウモリを食べていたから?
中国・湖北省の武漢市を中心に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、野生のコウモリが感染源である可能性が高いと言われています。コウモリから人にウイルスを媒介した動物は、まだわかっていません。
新型コロナウイルスはコウモリとセンザンコウの菌が混ざってできたもの?!
中国の研究者たちは、コウモリから人にウイルスを媒介したのはセンザンコウではないかと見ています。センザンコウから検出されたコロナウイルスの遺伝子配列が、新型コロナウイルスとほぼ一致したと発表し、新型コロナウイルスは、コウモリとセンザンコウの菌株が混ざってできた可能性があると言っています。
センザンコウとはどんな動物?
センザンコウとは、写真のような鱗を持つ哺乳類です。哺乳類で鱗を持つのは世界でセンザンコウだけです。鱗が中国の伝統薬の材料として、重宝され密売の対象となる、絶滅危惧種です。センザンコウは、体調と同じくらいの舌が長く、その舌を伸ばして、アリなどを捕食します。
センザンコウには種類があり、
- ミミセンザンコウ
- サバンナセンザンコウ
- インドセンザンコウ
- マレーセンザンコウ
- キノボリセンザンコウ
- オオセンザンコウ
- オナガセンザンコウ
- パラワンセンザンコウ
の8種類があります。
野生動物は未知の病原菌を持っている可能性がある
センザンコウの鱗や、虎の骨、サイの角など希少動物の希少部位は、漢方薬の材料として中国で必要とされ、野生動物の不正取引が後を絶たない。
2017年、センザンコウ全8種の国際取引が禁止されました。野生動物を狩る人は未知の環境に触れることが多く、未知の病原菌にさらされる機会も多くなります。自分のためにも絶滅危惧種の密漁や密売などはやめるべきだと WHOの専門家も話しています。
コウモリは南太平洋のパラオでは日常的に食べられている
南太平洋のミクロネシア諸島西部に位置するパラオ共和國では、コウモリのスープが古くから食べられています。パラオ人にとって、コウモリは日常的な食材で、貴重なタンパク源です。食用に使われるのはフルーツだけを食べるフルーツバットと呼ばれるコウモリです。先ほど紹介した、若い中国人女性がコウモリスープを食べる動画は武漢で撮影されたものではなく、武漢ではコウモリを食べる習慣はないそうです。
中国の衛生環境・食品の安全基準に問題がある
新型コロナウイルスの原因はコウモリとセンザンコウの菌が混ざってできたものであると考えられていますが、そもそもの問題は中国の食品の安全性にあります。中国の抱えている問題は、食品を扱う衛生環境や、食品の安全基準のずさんさであり、今の中国の消費者も食品の安全基準の改善を望んでいます。
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