自由民主党総裁選挙の所信演説会が9月8日に行われました。安倍首相の後継を決める総裁選が9月8日の午前に告示され、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の3名が立候補を届け出ました。
石破茂氏の「グレートリセット」とは何を意味しているのか?石破茂氏が所信演説会で訴えた政策について詳しく解説していきます。
石破茂「グレートリセット」の意味は?
9月8日に行われた自由民主党総裁選挙の所信演説会にて、石破茂氏が発言した「グレートリセット」とはどういう意味なのでしょうか?
所信演説会では、
もう一度この国の設計図を書き換えていく
国のあり方をもう一度国民と考え直し作り変えていきたい
として、「グレートリセット」を成し遂げたいと述べていました。
地方創生(東京一極集中の緩和)、コロナ対策の医療現場の支援、防災省をつくり災害対策を行う、憲法改正
の政策をあげました。
グレートリセットの言葉の意味
トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント教授のリチャード・フロリダ氏が書いた『グレートリセット』という著書がある。
不況下でくすぶっていたイノベーションが実用化されるにつれ、インフラが整備されて新しいライフスタイルが生まれ、それにともなう人の移動が都市を生成・改変して繁栄を築いていくしくみを豊富な事例から解き明かし、都市にとって何がうまくいき何がうまくいかないのかを見極める。また、開放性と自由を求める「クリエイティブ・クラス」をひきつける必要性を説きつつ、同時に、ブルーカラーや就労人口の大半を占めるサービス業の仕事を魅力的でよりクリエイティブなものにする必要性をも力説する。世界が注目する都市経済学者による刺激的な社会・経済再生論。
グレートリセットとは、新しい経済と社会は大不況から生まれるとし、今回のコロナショック後に経済・社会の根本的な変革が行われるという意味です。
【石破茂】自民党総裁選挙の所信演説会内容まとめ
政治家の仕事とは、勇気と真心をもって真実を語ることである。
- 自由民主党は、勇気を持って自由闊達に真実を語る政党でなければならない
- 自由民主党は、あらゆる組織と協議する政党でなければならない
- 自由民主党は、国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる政党でなければならない
- 自由民主党の政府は、政策を条件をあらゆる人に公平にするものでなければならない
私たちは民主主義が機能されるように、以下の3つを守っていかなければならない
- 大勢の人が参加できること
- 正しい情報が与えられること
- 少数意見が尊重されること
資本主義により格差が拡大した。新しい資本主義を考えていかねばならない
地方、農林水産業、女性、サービス業、その持てる力を最大限に引き出していく
利潤だけを目的とするのではなく、循環型、里山の資源を生かした里山資本主義を日本から確立させていきたい
・コロナ対策
医療現場に対する支援を最大限行う
防災省が必要。24時間365日国内全体が同じ体制で防災を考える
東京に一極集中しているものは持続可能ではない、地方に雇用と所得が必要。東京の負荷を減らす。地方創生に取り組む
納得と共感の政治をやりたい
そうだね、一緒にやろうと国民が言ってくれるような政治をしていきたい
「グレートリセット」を成し遂げたい。
もう一度この国の設計図を書き換えていく
国のあり方をもう一度考え直し作り変えていきたい