熊本豪雨・球磨川氾濫で大きな被害がでていますが、熊本県知事蒲島郁夫氏は、「ダムによらない治水を12年間でできなかったことが非常に悔やまれる」と語りました。ダムなし治水とはどのようなものなのか?今後の対策はどうしていくのか、なぜ12年間対策を取らなかったのかについて調べて見ました。また、それに対する熊本県民や世間の意見についてまとめています。
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ダムなし治水とは?ダムは万能ではないのか?ダムによらない治水方法 ダムのデメリット
ダムは洪水を調整する機能がありますが、万能ではありません。ダムによる治水は、集水域の計画規模を超えた降雨には対応できず、今回の熊本豪雨のように被害が拡大してしまう恐れがあります。
また、それだけではなく、ダムの貯水が水質悪化につながり、生態系破壊や海岸侵食など自然環境的な問題もあります。
ダムによらない治水を行うためには、
ダムなし治水できなかったのはなぜ?
ダムによらない治水は、1966年から国営川辺川ダム計画が進められていましたが、計画反対の市町村の意見を汲み、2008年に蒲島知事は計画反対を表明し、計画は中止になりました。
それから12年間ダムなし治水の抜本策が打ち出せず、今回の被害になってしまいました。治水を検討する場は設けていましたが、多額の資金が必要だったため、12年間ダムなし治水が実現できませんでした。
蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」 熊本豪雨・球磨川氾濫
蒲島知事の発言に対して熊本県民・世間はどう思っているのか
今回の蒲島知事の発言について、世間はどのような意見・感想を持っているのでしょうか?ツイッターのつぶやきをまとめて見ました。
ダム中止を決める前に、ダムなし治水の具体策を決めるべきではなかったのかなど、厳しい指摘も見られました。
やっぱり専門家の云う事は聞いとくべきやで。
いまだに蒲島知事は「『ダムなし治水』できず悔やまれる。改めてダムによらない治水を検討する必要を確信した」とか云うてるみたいやけど、ダムがなくてこの結果をどう受け止めるんやろか? https://t.co/d6BiEHnEL2— 楡村幸樹 (@koukiniremura) July 6, 2020
おかしいでしょ。ダム中止ありきだからこうなったんじゃないの。代替案を検討・確定してから中止ならわかるけど。。
蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」 熊本豪雨・球磨川氾濫 – 毎日新聞 https://t.co/Vq7X6k9Hm7
— さかもと( ᐛ👐) パァ (@redhots2308) July 6, 2020
https://t.co/yBUxH6nIXV
ダムに頼らないってなると、川幅を拡幅し堤防を造り護岸整備をし、住居は河川から離して底上げし、崩れそうな斜面は補強し、それでも被害が出そうな時のための避難所を整備し、とかなんとか。
金と時間をかけずに済むものなんて何もないし、ケチって良いことも何もない。— われものだもの (@alianrhod) July 6, 2020
海から突き出た急峻な日本列島、「ダムなし治水」で洪水を防止する暢気な時代は遠い昔、異常気象に対応するには河川の上中流部に連なるダムを大規模に建設し、水力エネルギーと共存させる、下流部の都市を守る唯一の道。
— M. OCHIAI (@MOCHIAI11) July 6, 2020
昔散々テレビで取り上げられてたし、新聞でもやってたよな。
全国的にダムもスーパー堤防も必要ないとか、数百年に一度に備えるのは金の無駄とか。
水害と共に発展してきた地域でずっと育ってきたから、何言ってんだかって感じだったけど。
「ダムなし治水」できず 後悔https://t.co/9XDoPe8qDi
— とあるDの堪忍袋。 (@sokushide) July 6, 2020
ダムなしを支持したのではなくダムなし治水を県民は支持したのに、結果としては12年間なんもせずに今回の災害だから知事はどうすんのやろな。また検討だけしてスっと辞めるんかな。
— 黒マリオ (@kuro_mario) July 6, 2020
12年間対策ができなかったことに対して熊本県民はあまりよく思っていないのではないでしょうか。 現在の気候変動を考えると、ダムなし治水は厳しいと考えてダムを作るべきとの意見もありますが、現時点では、蒲島知事はダムによらない治水を極限まで考えていきたいと話しています。
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