感染が拡大している新型コロナウイルスですが、日本でも3月8日現在までで、死者は13人となっています。新型コロナウイルスが治る可能性はどのくらいあるのでしょうか?また治療方法はどのようなものなのか、重症化するリスクのある人について解説していきます。
目次
新型コロナウイルスの致死率は何%?
新型コロナウイルスの致死率については、WHOから致死率2%程度との見解がありました。
致死率は感染した人のうち、それだけの人が死亡するかというものです。
重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MARS)ほど致命的ではないとのことです。インフルエンザの致死率は国によって異なりますが1%未満程度です。
新型コロナウイルスは治るのか?治療方法について
新型コロナウイルスに感染すると、発熱や咳などの呼吸症状や倦怠感といった初期症状が見られます。これらの初期症状は風邪の症状によく似ています。
胸部エックス線検査や肺のCT検査を行うと肺炎が認められる患者もいますが、ほとんどが1〜2週で回復しています。感染していても無症状である可能性も指摘されています
これまで行われてきた新型コロナウイルスの治療方法とは
厚生労働省のホームページによると、新型コロナウイルスそのものに効く抗ウイルス薬はまだ確立しておらず、解熱剤や鎮咳薬の投与、点滴などの治療がされています。また、肺炎を起こした場合は、酸素投与や人工呼吸などを行う場合があります。
武田薬品が新型コロナウイルスの治療薬開発に着手
武田薬品は3月4日に新型コロナウイルス感染症の治療薬の開発をすると発表しました。早ければ年内の販売を目指すとのことです。新型コロナウイルス感染症から回復した患者の血しょうを採取し、病原体特異的な抗体を濃縮して精製し、治療薬を作ります。
新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすい人とは
- 高齢者
- 糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の基礎疾患がある方や透析受けている方
- 免疫抑制薬や抗がん薬などを用いている方
- 妊娠中の方
は重症化しやすいです。また、今の所小児患者が重症化したという報告は稀ですが、別の種類のコロナウイルスによる感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)では小児の患者の多くは比較的軽症であったことがわかっていますが、一部重症化したという報告もあります。
新型コロナウイルスに感染した場合、重症化するリスクが高いので、マスクの着用や、手洗い、手指のアルコール消毒、外出を控えるなどの感染症予防を行いましょう。
また、若い人は重症化するリスクが低いとはいえ、高齢者などの重症化しやすい方へ感染を広めないためにもしっかりと感染症予防対策を行っていきましょう。
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