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コロナウイルスの症状とは?子供や高齢者・持病がある人は特に注意

日本でも感染者が次々と報道されている新型コロナウイルス感染症ですが、新型コロナウイルスに感染すると、どのような症状が出るのでしょうか?コロナウイルスとはどのようなウイルスなのかまとめてみました。また、子供や高齢者・持病のある方は注意が必要です。新型コロナウイルスの感染が疑われる場合の対処法や予防など、私たちができることを紹介していきます。

新型コロナウイルスの症状 初期症状〜重症化するとどうなるか

コロナウイルスとは、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスです。

初期症状は軽い風邪と同じような症状で、微熱や喉の違和感、空ぜきの症状が現れるとみられます。

1週間後には息切れの症状が現れて、入院が必要な人も出てきます。鼻水やくしゃみが出ることは滅多にないそうです。

潜伏期間は1〜12.5日(多くは5〜6日)とされています。

COVID-19はインフルエンザと同じ呼吸器系疾患であり、発熱と咳から始まり、肺炎を発症し、重症化することがあります。

コロナウイルスによる肺炎は、一般にウイルスの複製、免疫の過剰反応、そして肺の崩壊と3つの段階を経て重症化するとWHOは発表しています。感染したからといって、全員が重症化するわけではありません。COVID-19の初期データを見ると、約82%の感染者が軽症で済んでいます。

病原性の高いコロナウイルスを研究する、米メリーランド大学医学部の准教授マシュー・B・フリーマン氏は、新型コロナウイルスはSARSと似たパターンをたどっているようで、人間に感染すると、急速に肺を侵そうとすると説明しています。

第一段階 初期症状 ウイルスの複製

花粉やウイルスなどのゴミを取り込んだ粘液を押し出して、体外に排出する働きを持つ絨毛のある細胞に感染して、死滅させ、死んだ絨毛が抜け落ちて、ゴミや粘液と一緒に気管支にたま李ます。

COVID-19に関する最初期の調査では、患者の多くが両方の肺で肺炎を起こしており、息切れなどの症状を訴えていました。

第二段階 免疫の過剰反応

ウイルスの侵入を察知した体が、肺へ免疫細胞を送り込み、損傷を取り除き、組織の修復します。これが正常に機能すれば、感染した範囲をとどめられるのですが、免疫系が暴走し、健康な組織まで破壊してしまいます。

第三段階 肺の損傷

肺がさらに損傷し、呼吸器不全に至ります。コロナウイルスでも肺に蜂の巣状の穴が空いていたという病変が報告されています。人工呼吸器が必要な状態になり、特に深刻な場合は、肺が水でいっぱいになり、息ができなくなって死亡してしまいます。

コロナウイルスに感染が疑われる場合はどうする?

もしかして、コロナウイルスかも?と感染が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診するのではなく、まずは、最寄りの保健所などの「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせ、相談しましょう。

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター

不安だからといって、すぐに医療機関を受診してしまうと、かえって感染する可能性が高くなり、感染拡大につながってしまうので冷静に行動しましょう。

子ども・高齢者・基礎疾患のある方は重症化しやすいので注意

厚生労働省では、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合には、「帰国者・接触者相談センター」に相談するように求めていますが、

高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方で、これらの状態が2日程度続く場合に、帰国者・接触者相談センターに相談するようにとのことです。

予防のためにできること

2月25日に決定された新型コロナウイルス感染症対策本部の基本方針では、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、国民に次のようなことを求めています。

また、企業に対しては、感染者との接触機会を減らすため、発熱や風邪症状のある社員への休暇取得を推奨したり、テレワークや時差出勤を呼びかけています。感染拡大を防ぐためにも国民一人一人の冷静な対応が必要ですね。

 

 

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