新型コロナウイルスで2月25日に死亡した中国武漢の29歳の医師についてまとめてみました。新型コロナウイルスに対して、日本の医療機関はどのような体制をとっていくのかについても調べました。
新型コロナウイルスにより死亡した中国武漢の医師29歳
死亡したのは、29歳の中国人医師彭銀華さんで、武漢の江夏区にある第一人民医院で勤務中に感染し、2月20日に亡くなった。
呼吸器と重症疾患を専門とする同医師は当初、春節(旧正月)の期間中に結婚式を挙げる予定でしたが、新型コロナウイルスの患者治療のために式を延期していました。
新華社は同医師が「結婚式の招待状はついに発送できず、今も職場の引き出しの中に入れられたままとなっている」そうです。
多くの人が若くしてなくなってしまった彭銀華医師を悼みました。
新型コロナウイルスに感染した患者を診察した開業医
2月25日新型コロナウイルスに感染した男性を診察した北海道美瑛町の開業医が、新型コロナウイルスに感染しました。
北海道七飯町の男性を最初に診察した医師は、初期症状が風邪と同じだったので、感染を疑えなかったと話しており、海外の渡航歴がないかを確認したものの、初期症状が風邪と似ているため、診断が難しいという。
開業医の新型コロナ感染リスク
初期症状が風邪と似ているため、開業医の方は新型コロナウイルスへん感染リスクにさらされています。外来患者の診察を通じて、開業医が感染してしまうと、さらにそこから感染が拡大してしまうことになるので、医療機関での感染拡大を防ぐため、風邪の軽い症状の場合は自宅療養をするように推めている。新型コロナウイルスに感染したかもしれないからといって、すぐに医療機関を受診するのではなく、まずは「帰国者・接触者相談センター」に電話をし、相談してからにしましょう。
新型コロナへの医療機関体制
医療機関で新型コロナウイルスが疑われる患者を診察する場合の感染予防対策が厚生労働省のホームページに掲載されていたので、まとめてみました。
- 標準予防策に加え、接触、飛沫予防策を行う
- 診察室および入院病床は個室が望ましい
- 診察室および入院病床は陰圧室である必要はないが、十分換気する
- エアロゾルが発生する可能性のある手技(例えば気道吸引、気管内挿管、下気道検体採取) を実施する場合には、N95 マスク(または DS2 など、それに準ずるマスク)、眼の防護具 (ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン、手袋を装着する
- 患者の移動は医学的に必要な目的に限定する なお、職員(受付、案内係、警備員など)も標準予防策を遵守する。
濃厚接触者の健康観察と自宅での感染予防策
- 「濃厚接触者」については、健康観察期間中において、咳エチケットと手洗いを徹底するよう に保健所が指導し、常に健康状態に注意を払うように伝える。不要不急の外出はできる限り控え、 やむをえず移動する際にも、公共交通機関の利用は避けることをお願いする。
- 外出時や同居者等と接触する際のサージカルマスク着用と手指衛生などの感染予防策を指導 する。
- 濃厚接触者と同居している者にはサージカルマスクの着用および手指衛生を遵守するように 伝える。
- 濃厚接触者が着用しているマスクについて、一度着用したものは、食卓などに放置せず廃棄 するようにする。また、マスクを触った後は、必ず手指衛生をすることを指導する。
- 濃厚接触者が発熱または呼吸器症状を呈し医療機関を受診する際には、保健所に連絡の上、 受診を勧められた医療機関を受診する。
- 廃棄物処理、リネン類、衣類等の洗濯は通常通りで良い。
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